俺は田舎の小学校に通う6年生。
田舎だから全校生徒が5人しかいなくて、行事も学年ごとではなく5人でまとめて行われる。
この間は遠足で登山に行った。
引率の先生1人と俺たちで登っていたんだけど、不運なことに土砂崩れに巻き込まれちゃったんだ。
幸いなことに俺たちは潰されたりはしなかったから、先生の携帯で救助を呼んだ。
2時間ほどして救助隊のヘリが来てくれたんだ。
歳が若い順に救助されていき、最後に俺が助けられた。
あのときは怖い思いをしたけど、助かったしなんだかんだいい思い出だ。
【意味怖】遠足 の解説
この遠足にいたのは小学生5人と先生1人の計6人。
それが若い順に救助されるなら、最後は先生になるはずだよね。
でも最後は六年生の語り手だったということは、先生は無事ではなかったということ。
・俺たち「は」潰されなかった
・「先生が」救助を呼んだのではなく「先生の携帯で」救助を呼んだ
この辺りからもそれがわかるね。
全然いい思い出じゃない…
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『意味が分かると怖い3分間ホラー この世で一番怖い答え・黒』
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