今日はあのゲームの発売日。
予約をしていたから、もう家には届いているはずだ。
一刻も早くゲームをやりたかった僕は、学校からずっと走って帰ってきた。
ラッキー!マンションのエレベーターは1階で止まっているぞ。
僕はボタンを押し、電気がついたエレベーターの中へと駆けこむ。
そのとき、中から出てきた女の人とぶつかってしまった。
「あ、すみません」
僕は軽く謝ってから乗り込み、自分の階のボタンを押した。
女の人は向き直って、外から僕を見ていたが、
僕の頭の中は、最初の相棒は誰を選ぶかということで、いっぱいだった。
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