一日一善。学校の先生によく言われる。
なんでも一日一回良いことや親切なことをすれば、
自分にも良いことが返ってくるって意味なんだって。
有名なプロ野球選手も言ってる、大事な心掛けみたい。
その話を毎日のように先生に聞かされていたから、私も良いことをしようと思った。
そこへ、本屋さんから出てくるおじいさんが目に入る。
白い杖をついているし、どうやら目が不自由で歩くのも大変そうだ。
私はそのおじいさんに声をかけ、危ないだろうから家まで一緒についていってあげると言いました。
おじいさんは喜んでくれて、話をしながらおじいさんの家まで歩きました。
無事に家につくと
「ありがとうねえ、助かったよ。お礼をしたいから、家にあがっていかないかい?美味しいケーキがあるよ」
とおじいさんが言ってきました。
良いことをしたら自分にも良いことがあるって本当なんだ!
一日一善、これからも続けてみよっと。
そう考えながら、私はおじいさんについていきました。
【意味怖】一日一善 の解説
このおじいさんが本当に目が不自由なら、本屋に用があるとは考えにくいよね。(本を読めないので)
となるとこの子のような親切な子どもを引き寄せて、家に連れ込むための策略である可能性が高いよ。
「目が見えない人でも本屋に行くことはある」とインスタのコメントで言われそうな気がしているけど、今回は見ないふりをしようかなと思っているよ。
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